子どもの花粉症の発症は平均7.4歳
例年どおり今年(2016年)も花粉症の季節が近づいてきました。
日本気象協会の発表では、春のスギ花粉の飛散開始は、西日本と東日本では例年より早いところが多く、北日本では例年並みだということで、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から花粉のシーズンが始まるということです。
その花粉症、今や国民の2~3割が発症していると言われています。
道理で花粉症の時期の電車に乗ると、みんなマスクをしているはずです。
その中でも花粉症の発症が増えていると言われているのが、子どもの花粉症です。
子どもの花粉症は年々増えていると言われています。
なんと5~9歳児の13.7%、10~19歳では31.4%となり、ここまでくるともう大人と変わりません。
子どもが発症するのは平均7.4歳といいますから、花粉症は若年化が進んでいると言えそうです。
どんな子どもが花粉症になりやすい?
子どもの花粉症の症状はいろいろです。鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみ、咳、鼻づまりによるいびき、皮膚のかゆみなどがあれば、怪しいと思ってください。風邪との違いがわかりにくいですから、症状が出たら専門医に診てもらうことが大切です。
花粉症のため夜にぐっすり眠れず、昼間の活動が不活溌になるということもあります。
いずれにせよ、親が早く気づくかなければなりませんね。
子どもが花粉症にならないようにするには?
花粉症にならないためには、花粉に触れないことが一番です。
花粉の時期になったら、花粉情報をチェックして、多く飛来している日の外遊びは控える、時間を短くするなどの対処が必要です。
また、
・マスクをする
・つばの大きな帽子をかぶり上からの花粉の飛来を防ぐ
・外出先から帰宅したら、衣服の花粉を払ってから部屋に入る(家族全員)
なども対策としては有効ですね。
また、赤ちゃんには、床の花粉を何とかしなければなりません。
こまめに掃除をして、床から花粉を除いてあげましょう。
外の花粉は、個人ではどうしようもないものですが、室内の花粉は、入れない、入ってもすぐに掃除するなどで、対処できますね。
お子さんが花粉症にならないようにするためにも、室内の環境には気をつけてあげたいものです。