ご存知でしたか?タバコの煙もPM2.5!

PM2.5の発生源はどこ?

PM2.5というと、中国大陸から風にのってやってくるというイメージがありますが、国内でも発生しているということをご存知でしょうか?
身近なところでは、自動車の排ガスなど、住まいでは東京都環境局のホームページによる給湯器などからも発生しているそうです。
▶東京都環境局ホームページ参照

タバコの煙もPM2.5

タバコの煙には、喫煙者が吸う「主流煙」と周りの人が吸ってしまう「副流煙」があることはご存知でしょうか?
この「主流煙」と「副流煙」、どちらが危険かと言うと、実は、「副流煙」の方が危険です。
タバコを吸っている人が煙を吸うと、タバコの先端の温度は900度くらいになるそうです。
そのため、発がん性物質などの危険な物質は分解されてしまうと言われています。
しかし、タバコを吸っている人が煙を吸っていない時は、500度程度にしかならないそうで、この温度では、有害物質は分解されず、危険なまま「副流煙」として、周囲に広がってしまうんです。
実際に計測してみると、「副流煙」には「主流煙」以上のタール、ニコチン、一酸化炭素、窒素酸化物などの有害物質が含まれているというデータも有りますし、アルカリ性のため、目や気道に対しても刺激が強いという特長が有ります。

飲食店などのPM2.5はどれくらい?

タバコの煙が危険だということはご理解いただけたと思いますが、どのような場所が危ないのかを知っておくのも必要です。
日本禁煙学会では、飲食店などでPM2.5がどれくらい存在しているのかというデータを出しており、その内容は下記の通りです。

全面禁煙のコーヒー店 8μg/㎥
非喫煙家庭 17.8μg/㎥
喫煙家庭 46.5μg/㎥
自由喫煙パチンコ店 148μg/㎥
不完全分煙禁煙席 336μg/㎥
不完全分煙酒屋喫煙席 496μg/㎥
自由喫煙居酒屋 568μg/㎥
タクシー喫煙一人 1000~μg/㎥
◎引用:NPO法人 日本禁煙学会「敷地内完全禁煙が必要な理由」より

国のPM2.5の基準値は「1年平均が15μg/㎥以下であり、かつ、1日平均値が35μg/㎥以下」となっていますので、上の表では、非喫煙家庭以上の数値が出ている場所は、かなり危険ということになりますね。

PM2.5は胎児や乳幼児に与える影響

PM2.5は妊娠中の胎児や乳幼児に与える悪影響が大きいと言われています。
できれば、禁煙されていない、飲食店などの商業施設には連れて行かない方が良いですね。
また、家庭では禁煙にした方が間違いなく安全です。
そこまでできないのであれば、せめて分煙にしなければ、子供の健康は守れないかもしれません。
子供の健康を守るのは親の責任です。家庭は安全に、危険な場所には近づかないなど、配慮していかなければならないですね。

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